Linux の EC2 インスタンスにマウントした EFS の反応が遅い原因がバーストクレジット枯渇だった場合の確認と対処方法

Linux の EC2 インスタンスにマウントした EFS の反応が遅い原因がバーストクレジット枯渇だった場合の確認と対処方法

テクニカルサポートノート。サービス名:Amazon EFS
Clock Icon2020.03.31

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困っていた内容

Linux の EC2 インスタンスに EFS をマウントして利用していますが、毎日夕方になると df コマンド等の反応が極端に遅くなります。 他の EC2 インスタンスに同じ EFS をマウントしても同じ状況でした。

どう対応すればいいの?

利用している EFS が「バーストスループットモード」で利用している場合はバーストによりスループットが向上しているのですが、バーストクレジットが枯渇したためにスループットがベースラインレートに制限され遅いと感じたのだと思われます。

バーストクレジットの状況は CloudWatch で対象 EFS のメトリクス「BurstCreditBalance」 を確認してください。 グラフの数値が「0」になってた場合はバーストクレジットの枯渇が今回の原因だと思われます。

バーストクレジットの枯渇が原因だった場合、再発防止の対策として以下のどちらかが考えられます。

  • ファイルシステムサイズを増やす
  • ファイルシステムサイズを増やすことにより、バーストの継続時間が増えます
  • 例:1024GiB以上の場合は12時間連続してバーストが可能
  • プロビジョニングされたスループットモードへ変更する
  • 指定した値での安定したスループットを得られますが、プロビジョニングしたスループットに対して追加課金されます

参考情報

Amazon EFS の特徴 バーストモードでのスループットのスケーリング プロビジョニングモードでのスループットの指定 適切なスループットモードの使用 Amazon CloudWatch を使用した EFS のモニタリング

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